リカバリーフォージャパン <Recovery For Japan>

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◎3月19日~20日、25日


3月19日(月)  10:00~13:00 河北・S仮設団地にて活動

RFJチーム編成
  心理士① 整体師① ケアワーカー⑤ 保育① ヨガ・インストラクター①
  ボランティア①

提供したサービス
  こころのケア(Psycho Education) 整体 リラクゼーション 音楽映像療法
  保育 郷土料理の提供(豚汁 50食)

参加人数  約20名

「夫が欝っぽい。『俺が死ねばいいんだろう』などと、気になることばかり言う。ローンの返済が悩みの種。私もつい、感情的になってしまう。私も調子が悪い。人が自分の噂をしているような気がして気になる。夫は、飲酒量も増えてきている」(60代女性)

聴取したケアワーカーからの報告を受けて、心理士Tが対応しました。社会福祉協議会が主催している債務相談をご主人に受けてもらうよう提案し、女性本人の悩みについては精神療法的な対話で解決構築に導きました(今までやれてきていることへの気づきの強化、ご主人の話を聞くときの聞き方・言葉かけの仕方についての心理教育Psycho Educationなど)。次回の訪問時に、その後の変化について報告してもらうよう約束し、JENスタッフにその経緯を報告しました。郷土料理の提供は、前回の「鱈のお吸い物」のあとに参加者の皆さまに食べたい料理について聞いたところ「温かい豚汁が食べたい」という意見が複数あったため、豚汁にチャレンジしました。豚骨と玉ねぎを7時間煮込んだスープで、宮城県産の豚肉と有機野菜を食材にした、手の込んだ豚汁で、皆さまの大好評を頂きました。上記のような心配なケースもありましたが、全体的には非常に和やかなムードで皆さまの会話が弾んでいる印象を受けました。(心理士T)



3月19日(月)  14:30~17:00 河北・O仮設団地にて活動

RFJチーム編成
  心理士① 整体師① ケアワーカー⑤ 保育① ヨガ・インストラクター①
  ボランティア①

提供したサービス
  こころのケア(Psycho Education) 整体 リラクゼーション 音楽映像療法
  保育 郷土料理の提供(豚汁 50食)

参加人数  23名

「寝ている時に、また何かあるんじゃないかと、今でもパジャマの上にジャンパーを着て寝ている」(60代後半の女性)
「小学生の女の子と幼稚園の男の子の孫が2人いて、津波で小学生の方の女の子の孫を亡くした。生き残った幼稚園の男の子と娘夫婦と仮設住宅で一緒に暮らしているが、近々、埼玉県の方に娘夫婦とお孫さんは引っ越すことが決まった。生き残った男の子の方は姉が亡くなったことは理解しているが、その話題には一切触れず、引越し自体も泣いて嫌がっている。そんな孫の姿を見ていると辛くなる」(60代女性)

聴取したケアワーカーからの報告を受けて、心理士が対応(仮設住宅は安全な場所であるという意識の強化、恐怖体験を生き延びた強さへの自覚してもらう対話など)しました。お孫さんについての相談では、引っ越し先で必ず、お孫さんの心のケアをしてくれる自治体や支援団体の窓口を探すよう娘さんに伝えてくれるように提案し、「引っ越し先ではおそらくご両親は余裕がないだろうから、折に触れて、お孫さんに対して電話でもいいので声かけをしてあげて欲しい。だれか気にかけてくれる大人がいるだけでもお孫さんの心理的発達にプラスに作用するから」ということを説明しました。そのお孫さんが一緒に集会室に来ていたので、お孫さんに対しては保育スタッフが対応しました。(心理士T)

※写真撮影を担当している心理士が対応に忙しく、19日の活動に関しては写真の添付ができませんでした。


3月20日(火)  10:00~13:00 鹿妻「HANA荘」にて活動

提供したサービス
  ヨガ・セラピー 整体 リラクゼーション 音楽映像療法 保育 
軽食の提供(ボンゴレ・スープ・スパゲッティ 150食)

参加人数  ヨガ・セラピー参加者 7名  ボンゴレ・スパゲッティは完売

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※ヨガ・セラピーは、久しぶりの開催でした。少なめの参加者でしたが、とても和気あいあいとした雰囲気でした!

3月20日(火) 14:30~17:00 コミュニティ・カフェ「なかやし喫茶」にて活動

提供したサービス
  こころのケア(Psycho Education) 整体 リラクゼーション 音楽映像療法
保育(プレイ・セラピー) 軽食の提供(ボンゴレ・スープ・スパゲッティ 150食)

参加人数  プレイ・セラピーに参加した子ども 10名
      ボンゴレ・スープ・スパゲッティは完売しました

小学生の男の子たちに、粘土で遊んでいる最中に、乱暴な行動(集中力がない・乱雑な言動)が目につきました。家庭や学校での不適応な状態が懸念されます(保育・I)

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3月25日(日) 10:00~13:00  コミュニティ・カフェ「HANA荘」にて活動

ボランティア団体「One Step」さんと、子どもたち向けのお菓子イベント「お菓子なお店屋さん」を実施しました。子どもたち20人以上の参加で、大変な盛り上がりでした。
RFJは、特製チキンカレー200食を提供させて頂き、「One Step」さんのイベントに集まった子どもたちの中にPTSD症状を見せている子がいないかウオッチしました。
 2月に行ったイベントの第2弾で行ったものですが、やはり子どもたちの中には、乱暴なふるまいの子ども、打ち解けられない子どもの様子が数人、観察されました。子どもたちだけが対象のイベントであるため、親御さんとの生活状況などについては聴取できませんでしたが、回数を重ねるごとに情報を集めて、心理的介入へとつなげていくことが今後の目標と考えています。(心理士T)

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<3月の活動を振り返って>
 仮設住宅での「こころのケア」に、郷土料理の提供を加えてみましたが、これは予想を超えた効果があるように感じました。
PTSDを始めとする「心の問題」について、外部からやってきた人間が話を聞いて対処する「心理的介入」には困難を要する場合が多いのですが、参加して下さる方々が、その場所を「安全な場所」と認識してくれているかどうかが、その成果には大きく作用します。S団地や、O団地で実現しているモデルは、参加者たち自身がそこを「安全な場所」と感じて集まってくれているために、非常によい結果を生み出すことができていると思います。
印象的であったのは、郷土料理を囲みながら、参加して下さっている方々が、まだ昨日のことのように震災体験を語り合っている、ということです。恐ろしかった被災体験を、何度も繰り返し語ることによって、被災者は記憶の中にその経験を統合していきます。PTSDを精神療法的に治療する場合、これは治療的な密室の中で、治療者との共同作業で行うのが常ですが、安全な環境の中で被災者たちが「自助グループ」的な集団を構成してそれを行えた場合には、密室の中で行う場合とは比較にもならないくらいに治療効果が高まります。石巻最大の津波被害を受けた河北・O地区の仮設住宅居住者の方々に、自殺・事故がこれまで起きずに済んでいる背景には、JENとRFJが集会室での活動に成果を上げていることが、大きく寄与しているであろうと推察されます。
 コミュニティ・カフェでは試験的に、お菓子を使った子どもたちへのプレイ・セラピーを2月・3月に2回、実施させて頂きましたが、子どもたちの動員数をみますと、これも今後の成果が大きく期待できるものではないかと推察されます。前項でも触れましたが、安全な場所づくりを基本条件として、仮設住宅やコミュニティ・スペースでの老人や子どもたちのケアを重ねながら、情報を収集して各家庭へのアウト・リーチ(訪問)活動にまで広げていけたら、最も理想的な「こころのケア」を展開していけるであろうと考えています。(心理士T)


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  1. 2012/03/20(火) 13:47:17|
  2. 活動報告
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